子子子子子子(ねこのここねこ)はてブロ部

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加湿器万歳主義、空調機器万能主義

妻が、乾燥する職場対策として加湿器が欲しいという。そこでヨドバシにて加湿器を見てきた。

世間のおばさまたちの会話を聞いていると、加湿器から出る水蒸気は多い方が良いという認識のようだ。加湿器から出る水蒸気は室内に水をぶちまけているのと同じである、という現実に気付いていない人が多い。部屋中黴びるぞ。少なくとも窓は結露しまくりでしょうな。
エアコン、加湿器、除湿機など空調機器によって室内環境を自由自在に操れると幻想している人が多いのだろう。

夏は除湿、冬は加湿。高気密化したマンションや戸建ての室内環境を整えるのは非常に大変。すなわち、国土交通省の高気密化住宅推進が誤っていることを示している、と思っている。
高気密化して居室を周囲環境と分離し、省エネルギーな住宅を推進する?馬鹿らしい。そんな簡単に宅内気候を調整できるもんか。温度ならともかく、日本という国で一番相手にしないといけないのは、湿気だぞ。やたら手強いんだから。
この国の住宅は、昔からの土壁の家が最も合致していると思う。吸湿・排湿性のある素材を使わなければ、湿気にはかなわない。ただ、土壁の家の弱点は冬寒いことなのだが…。