京大構内の掲示板で「前期授業を中止する」との掲示があったらしい。「耐震補強とアスベスト撤去のため」だとの根拠付き。
京大公式ページにも載っている。[http://www.kyoto-u.ac.jp/notice/05_notice/ippan/080408_2.htm:title=京都大学-掲示板/一般掲示板 2008年4月8日 ◆ 授業は平常通り行われています!]
これを聞いたときには「なかなか面白いことをするヤツが居るな」と感じた。やはり考える力を持っていないと京大生はやってられんのだな、と思ったのだ。盲信的に「掲示板にあるから」と信用するようでは、[http://d.hatena.ne.jp/riocampos/20080226/1204034975:title=折田先生の像]のようなウィットに富んだことは起こせないであろう。
しかも、個別の講義の休講ではなく、全学、しかも前期全ての休講などありえない(大学紛争中ならともかく)、というのは少し考えれば分かるだろう。なかなか良いいたずらだな、と思った。
しかし、世間ではあまりよろしくなかったらしい。否定的な意見のブログが多い。『これは犯人は退学処分だろうね!』 『学校のイメージが悪くなってしまいます。』などなど。
上記の京都新聞の記事も
新年度の掲示第1号がいたずらの否定という、日本を代表する大学として恥ずかしい事態となった。
というまとめ方。京都新聞の記事はYahoo!ニュースにも載っているので、この記事内容に引きずられた人が多いのではないか。
上にも書いたが、何事も信じ込むのは良くない。自ら考える力を付けるためにも、時々はこんないたずらも必要なのかもしれない。
でも、「ニュース記事なんかになったのは恥ずかしい」という意見には同意したい。