正月休み(正しくは「ゆとりの期間」)に放送していたのを、ようやく今日になって見た。平成18年度の制作。
2003年度のノーベル医学生理学賞は磁気共鳴画像装置(MRI)の基礎を築いた英国のマンスフィールドと米国のローターバーに贈られた。これは生体を構成する水などの原子核のスピンを検出する装置であり、MRI のさらに基礎ともいえるNMR法はたんぱく質の構造決定、そして機能の解明に大きな役割を果たしている。これが21世紀のポストゲノム時代の最有力技術であることは論を待たない。このNMR法に、日本では最も初期から研究を開始したのが荒田洋治氏である。荒田氏の研究開始時代の背景、研究の動機、研究遂行上の様々な困難の克服を語っていただき、研究のブルークスルーを目指すキーとなる要素を学びとりたい。
http://www.u-air.ac.jp/hp/bangumi/nenkan/bangumi_2/pdf/tv060.pdf
講師は荒田洋治 東京大学名誉教授。専門はNMR。
すみませんが知らない方でした。
序盤は、なんだか不思議なリズムで話す先生だな、と思っていた。
しかし、だんだんとその不思議なリズムに引き込まれてしまった。すごく面白い!
MRIの話をする際に「プライバシーの問題があるので他人の映像は出しにくい、なので私のを出します」と言って、自身の骨折した際のレントゲン写真とMRIを出していた(笑)。
この方、ただ者じゃないですね。
ひとまず、amazonから一般書(いや若者向け書)を入手しようかと思っている。
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