子子子子子子(ねこのここねこ)はてブロ部

Macネタが主のIT記事と、興味ある展覧会リストや観覧感想などを書いてますよ。自転車ロードレースも好き。

映画「ハーブ&ドロシー」で出てきた作品のアーティストリスト

土曜日夜。妻が日経金曜日夕刊の最終面を見ていた。金曜日は映画特集。大きく取り上げられていたのは武士の家計簿。しかし妻が私に言ったのはその下の小さな記事のほう。それがこの映画。

日曜日の予定はさほど固まっていなかった。この映画が[http://www.kadokawa-gardencinema.jp/umeda/movie/20682/:title=梅田ガーデンシネマ]で上演されていると知ったので、即座に「観に行こう」となった。妻は .oO(いきなりだな) と思ったらしいw

佐々木芽生監督([http://twitter.com/MegumiSasaki:title=@MegumiSasaki])はNY在住で、これがデビュー作とか。

主役であるヴォーゲル夫妻はNYの1LDK在住。夫のハーブは郵便局員、妻のドロシーは図書館司書。既に退職されている。1962年結婚、その後にハーブは[http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%A8%E3%83%BC%E3%82%AF%E5%A4%A7%E5%AD%A6:title=ニューヨーク大学](notニューヨーク州立大・ニューヨーク市立大)の美術学部に通い、ドロシーも同じく美術の教育を受けた。当時はコレクターではなく自分たちで描くアーティストであったと。1965年頃からコレクションを開始。当時はポップアート全盛期、しかし高すぎて自分たちの予算では買うことが出来ない。のでミニマルアート・コンセプチュアルアートのコレクションを始めたのだそうだ。
(なお[http://vogel5050.org/about:title]に詳しく載っている。)
現状は5000点弱の膨大なコレクションを持っている。それが全て1LDKに入っていた、らしい。ワシントン・ナショナル・ギャラリーの学芸員が「非常に貴重なミニマルアート・コンセプチュアルアートコレクションが、火災や水害で損失されては困る!」と寄託を申し出たとのこと。了解したが、1LDKから、一戸建て引越用トラック5台分の作品が出てきたとのことwww
ただし、膨大すぎたので、ナショナル・ギャラリーでは1000点だけ預かり([http://www.nga.gov/cgi-bin/tsearch?oldownerid=3247:title=寄託品リスト])、残りは[http://www.nga.gov/press/2008/vogel50x50_a.shtm:title=全米50州の美術館に50点ずつ寄託する]ことになったのだそうな。

この映画は、この夫妻が如何にして美術コレクションを行ったかを、アーティスト側のインタビューも交えながら紹介したドキュメンタリー。
映画としてはもしかすると物足りないかもしれない。シネスコじゃない4:3の画面。ショッキングなネタが出てくるわけじゃない。しかし、しかし、美術に興味を持っている人が「現代アートって何だろう」「アーティストの世界ってどんなのかな」と思っている時に見ると、非常に楽しい映画になっていると感じた。2時間弱だが、非常に短く感じた。英語版DVDは出ているけど、日本語版DVDが出たら買いたいです、是非。英語版でも良いのだけど、そこまで英語が分からないので…orz。

映画の最後でパソコンを買いに行くところで終わるのだが、MacBook白を買っていたw



さて。ようやく目的の項目。
この映画に出てきたり作品が出されたアーティストのメモを取りたいと思ったのだ。
(と思ったらいちおう概要は[http://www.herbanddorothy.com/jp/cast/index.html:title=キャスト・スタッフの紹介]に載ってた。)

  • ウィル・バーネット(ヴォーゲル夫妻の肖像画

http://colorcubic.com/files/2010/02/vogels-barnet.jpg
を描いた。ニューヨーク・アート・ジャーナル: Will Barnet@The Art Students Leagueによると今年100歳でまだ現役アーティスト!)

http://vogel5050.org/images/story/chamberlain.jpg



追記:昨年時点で似たようなことをしていた方が居られたのでリンク。
日本人が監督した注目のアート・フィルム 『ハーブ&ドロシー』 海から始まる!?/ウェブリブログ