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日経記事「白老町に国立アイヌ博物館」中の「7カ所の国立博物館」

以前から国立アイヌ民族博物館が出来ることは知っていたのだけど、今日の日経夕刊のこころ欄「北海道二風谷 コタンのある町に住んでみる」で取り上げられていたので改めて興味を持った。
(4)白老町に国立アイヌ博物館 編集委員 木戸純生 :日本経済新聞[有料会員限定]
白老町に出来る予定なのだけど、これについては白老町アイヌ施策推進室長は以下のように力説。

特に白老町は海((引用者註:二風谷のある)平取町には海岸がない)、川、山がそろい踏みで自然に恵まれ、札幌市や新千歳空港にも近いという地理的条件の良さが決め手になった

現在既にアイヌ民族が運営するアイヌ民族博物館の場所はここ。北海道だと距離スケールが違うので、ここでも新千歳から近いのでしょう。国道36号線もあるし。

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一方の二風谷はここ。距離は大して変わらないでしょうが、山に入る点で交通の便がよろしくないですね。国道は237号と3桁だし。

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「7カ所」?

さて本題。

現在、国立博物館は東京、大阪、京都、奈良など主要都市中心に7カ所にしかないから、北海道の小都市での立地は画期的だ。

7カ所??
いわゆる「国立博物館」で思いつくのは
国立文化財機構 | National Institutes for Cultural Heritage
が設置している博物館で、開館順に東京・奈良・京都・九州の4カ所。
となると残りは3カ所。
どこだろう。
大阪ということはみんぱくは含むのか?

ググってみるとWikipediaの「博物館」項目で

日本

博物館 - Wikipedia

というのがあった。
つまり、後ろ3カ所が残りの国立博物館。今度の国立アイヌ民族博物館が8カ所目、という扱いになる。
歴博のある佐倉市は「小都市」では無いだろうけど主要都市とは言えないような(千葉に近いということかしら)。

名目上は頭に「国立」が付くので「国立博物館」なのだろうけど、先の4つは国立文化財機構、次の2つが人間文化研究機構、そして科博はそのまま国立科学博物館となり、管轄が違うのよね。なので一まとめにするのは少し違和感があったのです。