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死刑制度撤廃希望

 使用する音源は、大阪拘置所が昭和30年代、刑務官への教育などを目的に用意したテープだという。文化放送は「あらためて死刑制度を正面からとらえたい」としているが、議論を呼びそうだ。
死刑執行の音をラジオで 文化放送、5月に特別番組 【共同通信】

現在、この日本国では最高刑が死刑である。
ということは、凶悪犯罪を犯した場合には死刑が下される可能性もある。
来年からの裁判員制度では、裁判員が関わる裁判は基本的に、地方裁判所での重大な犯罪に関する裁判である。つまり、死刑の判決が下される場合もある。
もちろん、判決が死刑となっても、地裁判決だけで執行されることは、まず無いだろうと思う。弁護側がそのまま放っておくとは思わない(しかし最近の裁判で地裁判決のみで確定したのが有ったような…あ、ここを参照。ちょこちょこあるようだ)。

死刑とは。
凶悪犯罪に対して死刑判決を下す場合があるのは仕方がない。最高刑として存在するのだから。執行も当然行うべきである。最近は鳩山法相がよく死刑執行を命令している。現行制度下では、彼の行動に同意する。
しかし、死刑という刑罰が存在していて良いのか、といえば話は全く別である。人が人を裁くのは、裁判という制度として必要である。だが、裁いた結果として、殺しても良いのか。他人の生存権を侵しても良いのか。国家の権力というのはそこまで強いのか。

死刑制度撤廃を願う。

2009年から導入予定の裁判員制度では、日本が世界で唯一の参審制裁判で国民が死刑を選択できる国であるため、凶悪事件、特に死刑を適用できる事案に対する厳罰化感情が無視できない影響を与えるとの指摘がある。その一方で被害者感情に応える為とはいえ、近代刑罰がいさめる応報的な復讐を国家が率先して行うようになっているとの批判もまた存在する。
wikipedia:死刑存廃問題