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第60回正倉院展@奈良博<'08/10/25-11/10>

奈良博からメールマガジンが来た。次回展が正倉院展

★☆★☆「第60回正倉院展」☆★☆★☆★☆★☆★☆★★☆★☆★☆★
平成20年10月25日(土)〜11月10日(月) 会期中無休

今年の正倉院展は、工芸の優品、佩飾品(はいしょくひん)、天蓋(てんがい)の関連資料がまとまって展示されることに特徴があります。
また、思わず笑みを誘われる椰子実(やしのみ)、貂(てん)のミイラである虹龍(こうりゅう)、ヤコウガイの殻である螺殻(らかく)といった異色の宝物が出陳されることも特筆されます。

◆主な出陳品
◇平螺鈿八角鏡[へいらでんはいのはっかくきょう・螺鈿かざりの鏡]北倉
◇白瑠璃碗[はくるりのわん・カットグラスの碗]中倉
紫檀木画双六局[したんもくがのすごろくきょく・すごろく盤]中倉
◇方形天蓋[ほうけいてんがい]南倉 など69件

 >>>詳しくはこちらへ
 http://www.narahaku.go.jp/exhib/2008toku/shosoin/shosoin-1.htm

『思わず笑みを誘われる椰子実』?
なんだろう?

…こ、これは!

 ココヤシの子殻を利用して作られた人面付き容器。子殻が最も薄くなる発芽孔を切開けて大きな円孔とし、内部を刳(く)り取って黒漆(くろうるし)のようなものを内塗りしている。人面の造作は子殻の表面にある自然の凹凸を利用したもので、円孔を口にみたてた以外に特別な彫刻を施してはいないようである。長軸方向にのびた自然隆起の一つを鼻に見立て、二つの子房痕の丸い窪みを眼窩(がんか)にあてて、彩色によって眉や眼球、瞳を書き加えている。垂れ眉から覗くつぶらな瞳、丸く開けた口には愛嬌があり、そこに異国の風情さえ感じられる。

たしかに必見ですな(笑)。