子子子子子子(ねこのここねこ)はてブロ部

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植田正治写真美術館の経営方針私案

植田正治写真美術館のことを上でぐだぐだと書いたのだが、私案をちょいと挙げてみる。

「写真美術館」であることを重視する。

写真を主とした美術館・博物館と連携する。
例えば

ここが一番大きな写真関係の美術館だと思うが、ここと学芸員交流を行うようにする。
現在、植田正治写真美術館では学芸員が一人だと言うことだが、それでは企画展の柔軟性がなくなるおそれがある。

予算面を重視するならば、植田正治写真美術館の学芸員を0にして、外部の写真美術館の学芸員に企画展を依頼する、ということも(大胆だが)やらざるを得ないかもしれない。ただし、こうなると貸しギャラリーの延長線のようにも思えるので、本当はよろしくない。

全国に点在する、地方の「写真美術館」と連携する。

たとえばYahoo!の写真美術館カテゴリには、現在14館が挙げられている。
http://dir.yahoo.co.jp/Arts/Visual_Arts/Photography/Museums_and_Galleries/
これらの写真美術館でネットワークを作る。
それぞれ個性的な写真美術館である。これらが蔵する作品は、大きな美術館などには存在しない、十分に対抗できるほど充実したコレクションである。交流展を行って、自館の所蔵品を他館で展示し、その逆も行えば、やはり各写真美術館を活性化させることが出来るのでは無かろうか。



いずれにせよ、守りではなく攻めを行わない限り、美術館を維持していくことは難しい。予算を抑えて亀のように引きこもるのではなく、何とかして観覧者数を増やし、また所蔵コレクションを使って、収入を増やしていく。これが大事だと思う。収入を継続的に増やしていければ、何とかなるのだから。