子子子子子子(ねこのここねこ)はてブロ部

Macネタが主のIT記事と、興味ある展覧会リストや観覧感想などを書いてますよ。自転車ロードレースも好き。

2018年度気になる展覧会その4(冬編)

近畿圏中心にざざっと書いてみました。全てへ行くことが出来ないのは分かってますw
終了日順に並べています(随時更新)。
なお展覧会名が青いものは残り一週間以内、赤いものは開始後一週間以内の展覧会であることを意味します。

展覧会名 期間 会場 リンク 魚拓 目録
画僧月僊
(前期)
2018/12/15-1/6 名古屋市博物館 特別展 画僧 月僊|名古屋市博物館 魚拓 目録
石黒宗麿と八瀬陶窯
—五〇年目の窯出し—
2018/12/14-1/12
(日休)
京都精華大学ギャラリーフロール GALLERY FLEUR - 京都精華大学ギャラリーフロール -|Exhibition -展覧会-|京都精華大学50周年記念展「石黒宗麿と八瀬陶窯 —五〇年目の窯出し—」 魚拓 目録
ルーヴル美術館展 肖像芸術 2018/9/22-1/14 大阪市立美術館 ルーヴル美術館展 肖像芸術 一 人は人をどう表現してきたか │ 大阪市立美術館 魚拓 目録
ラクエッシャー 2018/11/16-1/14 あべのハルカス美術館 生誕120年 イスラエル博物館所蔵 ミラクル エッシャー展|あべのハルカス美術館 魚拓 目録
めでたづくし−鍋島焼の吉祥文様−
辻 愛造を歩く−昭和風景アンティーク−
江左の風流−六朝石刻書法−
2018/11/27-1/14 大阪市立美術館 めでたづくし−鍋島焼の吉祥文様(きっしょうもんよう)− │ 大阪市立美術館
辻 愛造を歩く−昭和風景アンティーク− │ 大阪市立美術館
江左の風流−六朝石刻書法− │ 大阪市立美術館
魚拓1
魚拓2
魚拓3
目録1
目録2
目録3
ルーベンス 2018/10/16-1/20 国立西洋美術館 ルーベンス展―バロックの誕生|開催中の展覧会|国立西洋美術館 魚拓 目録
天文学と印刷 2018/10/20-1/20 印刷博物館 印刷博物館:企画展示 > 天文学と印刷 新たな世界像を求めて 魚拓 目録
ムンク 2018/10/27-1/20 東京都美術館 ムンク展―共鳴する魂の叫び|東京都美術館 魚拓 目録
ニュー・ウェイブ
現代美術の80年代
2018/11/3-1/20 国立国際美術館 ニュー・ウェイブ 現代美術の80年代展覧会|NMAO:国立国際美術館 魚拓 目録
特別陳列
おん祭と春日信仰の美術
2018/12/11-1/20 奈良国立博物館 おん祭と春日信仰の美術|奈良国立博物館 魚拓 目録
特別陳列
新たに修理された文化財
2018/12/26-1/20 奈良国立博物館 新たに修理された文化財|奈良国立博物館 魚拓 目録
京都市美術館所蔵品展 花鳥風月 1/2-1/20 美術館「えき」KYOTO 美術館「えき」KYOTO 魚拓 目録
ロマンティック・ロシア 2018/11/23-1/27
(11/27、12/18、2019/1/1のみ休館)
Bunkamura ザ・ミュージアム Bunkamura30周年記念 国立トレチャコフ美術館所蔵 ロマンティック・ロシア|ザ・ミュージアム|Bunkamura
国立トレチャコフ美術館所蔵 ロマンティック・ロシア|Bunkamura
魚拓
魚拓
目録
新春特集展示
亥づくし
2018/12/18-1/27 京都国立博物館 新春特集展示 亥づくし─干支を愛でる─|京都国立博物館|Kyoto National Museum 魚拓 目録
特集展示
京の冬景色
2018/12/18-1/27 京都国立博物館 特集展示 京の冬景色|京都国立博物館|Kyoto National Museum 魚拓 目録
堺に生まれた女性日本画家 島成園 1/5-1/27 さかい利晶の杜 「堺に生まれた女性日本画家 島成園」を開催いたします|さかい利晶の杜 魚拓 目録
画僧月僊
(後期)
1/8-1/27 名古屋市博物館 特別展 画僧 月僊|名古屋市博物館 魚拓 目録
アルヴァ・アアルト
もうひとつの自然
2018/12/8-2/3 名古屋市美術館 開館30周年記念 アルヴァ・アアルト もうひとつの自然 – 名古屋市美術館 魚拓 目録
特集展示
美麗を極める中国陶磁
2018/12/18-2/3 京都国立博物館 特集展示 美麗を極める中国陶磁|京都国立博物館|Kyoto National Museum 魚拓 目録
『思考の肖像』- 美術と科学のダイアグラム- 2018/12/19-2/3
月火休館
京都大学総合博物館 『思考の肖像』-美術と科学のダイアグラム- ― 京都大学総合博物館 魚拓 目録
総合展示
古社寺保存法の時代
(前期)
1/5-2/3 京都文化博物館 古社寺保存法の時代 | 京都府京都文化博物館 魚拓 目録
特集展:高田コレクション・尾形コレクション
ペルシアの陶器−色と文様
企画展:Object Portraits by Eric Zetterquist
2018/12/8-2/11 大阪市立東洋陶磁美術館 現在の展覧会|展覧会情報|大阪市立東洋陶磁美術館
現在の展覧会|展覧会情報|大阪市立東洋陶磁美術館
魚拓
魚拓
目録
珠玉の村山コレクション 〜愛し、守り、伝えた〜
V 物語とうたにあそぶ
2018/12/15-2/11 中之島香雪美術館 開催中の展覧会|中之島香雪美術館 魚拓 目録
受贈記念日本画家・福田眉仙とその周辺 1/3-2/11 西宮市大谷記念美術館 受贈記念 日本画家・福田眉仙とその周辺|西宮市大谷記念美術館 魚拓 目録
新年を祝う 1/5-2/17 和文華館 特別企画展 新年を祝う―吉祥の美術― |大和文華館 魚拓 目録
肉筆浮世絵
(前期)
1/19-2/17 奈良県立美術館 2019年1月から開催の展覧会/奈良県公式ホームページ 魚拓 目録
特集展示
初公開!天皇の即位図
(前期)
1/30-2/17 京都国立博物館 特集展示 初公開!天皇の即位図|京都国立博物館|Kyoto National Museum 魚拓 目録
南方熊楠 ~人、情報、自然~
おいしい広告2 ヨーロッパと日本の酒・煙草・菓子のポスター
近代日本のステンドグラス 木内真太郎資料を中心に
2018/12/17-2/23
日曜・祝日休館
京都工芸繊維大学美術工芸資料館 南方熊楠 ~人、情報、自然~
おいしい広告2 ヨーロッパと日本の酒・煙草・菓子のポスター
近代日本のステンドグラス 木内真太郎資料を中心に
魚拓
魚拓
魚拓
目録
翡色と象嵌の高麗青磁
型押しの李朝粉青沙器
2018/10/1-2/24 寧楽美術館 寧楽美術館|依水園 魚拓 目録
顔真卿
王羲之を超えた名筆
1/16-2/24 東京国立博物館 平成館 東京国立博物館 - 展示 日本の考古・特別展(平成館) 特別展「顔真卿 王羲之を超えた名筆」 魚拓 目録
中国近代絵画の巨匠
斉白石
(前期)
1/30-2/24 京都国立博物館 日中平和友好条約締結40周年記念 特別企画中国近代絵画の巨匠 斉白石|京都国立博物館|Kyoto National Museum 魚拓 目録
木下直之全集
―近くても遠い場所へ―
2018/12/7-2/28
日曜・祝日休館
ギャラリーエークワッド 木下直之全集:この展覧会について 魚拓 目録
王羲之書法の残影―唐時代への道程― 1/2-3/3 東京国立博物館
東洋館8室
東京国立博物館 - 展示 アジアギャラリー(東洋館) 王羲之書法の残影―唐時代への道程― 魚拓 目録
総合展示
古社寺保存法の時代
(後期)
2/5-3/3 京都文化博物館 古社寺保存法の時代 | 京都府京都文化博物館 魚拓 目録
長くつ下のピッピの世界展 2/8-3/4 美術館「えき」KYOTO 美術館「えき」KYOTO 魚拓 目録
特集展示
初公開!天皇の即位図
(後期)
2/19-3/10 京都国立博物館 特集展示 初公開!天皇の即位図|京都国立博物館|Kyoto National Museum 魚拓 目録
特別陳列
お水取り
2/8-3/14 奈良国立博物館 お水取り|奈良国立博物館 魚拓 目録
特別陳列
鎌倉時代唐招提寺と戒律復興
2/8-3/14 奈良国立博物館 覚盛上人770年御忌 鎌倉時代の唐招提寺と戒律復興|奈良国立博物館 魚拓 目録
Oh!マツリ☆ゴト
昭和・平成のヒーロー&ピーポー
1/12-3/17 兵庫県立美術館 兵庫県立美術館「Oh!マツリ☆ゴト 昭和・平成のヒーロー&ピーポー」展 魚拓 目録
はにわ大行進
―長原古墳群と長原遺跡―
1/26-3/17
火休館
大阪歴史博物館 大阪歴史博物館:特別展:はにわ大行進 ―長原古墳群と長原遺跡― 魚拓 目録
特集展示
雛まつりと人形
2/13-3/17 京都国立博物館 特集展示 雛まつりと人形|京都国立博物館|Kyoto National Museum 魚拓 目録
肉筆浮世絵
(後期)
2/19-3/17 奈良県立美術館 2019年1月から開催の展覧会/奈良県公式ホームページ 魚拓 目録
北野天満宮
信仰と名宝
(前期)
2/23-3/17 京都文化博物館 北野天満宮 信仰と名宝 ―天神さんの源流― | 京都府京都文化博物館 魚拓 目録
中国近代絵画の巨匠
斉白石
(後期)
2/26-3/17 京都国立博物館 日中平和友好条約締結40周年記念 特別企画中国近代絵画の巨匠 斉白石|京都国立博物館|Kyoto National Museum 魚拓 目録
啓蟄! 考古遺物コレクション
節句を彩る−人形と漆工−
都市を描く−洛中洛外図と名所図会−
2/16-3/24 大阪市立美術館 啓蟄! 考古遺物コレクション │ 大阪市立美術館
節句を彩る-人形と漆工- │ 大阪市立美術館
都市を描く-洛中洛外図と名所図会- │ 大阪市立美術館
魚拓
魚拓
魚拓
目録
目録
目録
弥生時代の高地性集落とは
−大阪における特徴と性質−
1/19-3/31 大阪府弥生文化博物館 大阪府立弥生文化博物館 魚拓 目録
企画展
天皇陛下の御研究と皇居の生きものたち
2/13-3/31 国立科学博物館 天皇陛下の御研究と皇居の生きものたち(チラシpdf) 魚拓 目録
奇想の系譜展 2/9-4/7 東京都美術館 奇想の系譜展 江戸絵画ミラクルワールド|東京都美術館 魚拓 目録
富岡鉄斎 2/22-4/7 和文華館 特別企画展 富岡鉄斎―文人として生きる― |大和文華館 魚拓 目録
中国文房具と煎茶
(前期)
3/2-4/10
4/7「超茶会 文人としての90分」(要予約3/2から満員札止め(;_;))
泉屋博古館 京都:展示会情報|泉屋博古館 住友コレクション 魚拓 目録
驚異の超絶技巧! 1/26-4/14 あべのハルカス美術館 驚異の超絶技巧!明治工芸から現代アートへ|あべのハルカス美術館 魚拓 目録
カメラが写した80年前の中国京都大学人文科学研究所所蔵 華北交通写真 2/13-4/14
月火休館
京都大学総合博物館 2018年度特別展 カメラが写した80年前の中国―京都大学人文科学研究所所蔵 華北交通写真 ― 京都大学総合博物館 魚拓 目録
フェノロサの愛した寺 法明院
-三井寺北院の名刹-
3/2-4/14 大津市歴史博物館 企画展 フェノロサの愛した寺 法明院 -三井寺北院の名刹- |お知らせ|大津市歴史博物館 魚拓 目録
京都の染織 1960年代から今日まで 3/8-4/14 京都国立近代美術館 京都の染織 1960年代から今日まで|京都国立近代美術館 魚拓 目録
旅する画僧・金谷
(前期)
3/16-4/14
3/16「金谷入門」開催
草津宿街道交流館 宿場日和(草津宿だより) - 春季展「旅する画僧・金谷―近江が生んだ奇才―」開催! 魚拓 目録
北野天満宮
信仰と名宝
(後期)
3/19-4/14 京都文化博物館 北野天満宮 信仰と名宝 ―天神さんの源流― | 京都府京都文化博物館 魚拓 目録
明恵の夢と高山寺
(前期 甲巻、乙巻展示)
3/21-4/14 中之島香雪美術館 特別展 「明恵の夢と高山寺」 朝日新聞創刊140周年記念|中之島香雪美術館 魚拓 目録
ある日の都路華香
(前期)
3/21-4/14 八幡市立松花堂美術館 主要な催し物|松花堂庭園・美術館 魚拓 目録
発掘 乾山窯 2/20-4/21
月火休館
京都大学総合博物館 平成30年度特別展・文化財発掘Ⅴ 発掘 乾山窯 ― 京都大学総合博物館 魚拓 目録
石本藤雄展マリメッコの花から陶の実へ-琳派との対話- 3/9-4/21 細見美術館 石本藤雄展 マリメッコの花から陶の実へ-琳派との対話-|これからの展覧会 - 京都 細見美術館 魚拓 目録
江戸の奇跡・明治の輝き 日本絵画の200年 3/15-4/21 岡山県立美術館 「江戸の奇跡・明治の輝き」展 魚拓 目録
特集展示 なにわ人物誌 三好木屑 3/20-5/6
火休館
大阪歴史博物館 大阪歴史博物館:第123回特集展示「なにわ人物誌 三好木屑」 魚拓 目録
クリスチャン・ボルタンスキー展 2/9-5/6 国立国際美術館 クリスチャン・ボルタンスキー − Lifetime展覧会|NMAO:国立国際美術館 魚拓 目録
宮脇檀 手が考える
建築家・宮脇檀のドローイング展 巡回展in京都
音のデザイン ー館蔵のポスターと楽器ー
3/18-5/11
日曜・祝日休館
京都工芸繊維大学美術工芸資料館 宮脇檀 手が考える 建築家・宮脇檀のドローイング展 巡回展in京都
音のデザイン ー館蔵のポスターと楽器ー
魚拓
魚拓
目録
フェルメール 2/16-5/12
(3/25以降の月曜日は開館)
大阪市立美術館 フェルメール展 │ 大阪市立美術館
フェルメール展
魚拓
魚拓
目録
ル・コルビュジエ
絵画から建築へ――ピュリスムの時代
2/19-5/19 国立西洋美術館 ル・コルビュジエ 絵画から建築へ――ピュリスムの時代|今後の展覧会予定|国立西洋美術館 魚拓 目録
大徳寺龍光院
国宝曜変天目と破草鞋
3/21-5/19
講演会 ① 3/31 江月宗玩と龍光院の宝物4/14 染織品に見る大航海時代─龍光院所蔵品から─4/21 曜変天目の魅力と謎に迫る4/29 龍光院宝物の魅力
MIHO MUSEUM 大徳寺龍光院 国宝 曜変天目と破草鞋(はそうあい) – MIHO MUSEUM 魚拓 目録
富士を見る 3/16-6/30 樂美術館 樂焼 RAKU WARE|樂美術館 - 展覧会案内 魚拓 目録

国立国会図書館デジタルコレクションの釈宗演「万国宗教大会一覧」二冊の違い

明治二十六年のシカゴ万国宗教大会*1に参加した釈宗演が編した参加者講演内容の本。
二冊の違いは初版と2版、そして文字サイズも違っています。

国宗教大会一覧(初版)永続的識別子:info:ndljp/pid/815013

文字が大きい。本編付録のみ。

万国宗教大会一覧 - 国立国会図書館デジタルコレクション

国宗教大会一覧(2版)永続的識別子:info:ndljp/pid/815014

文字が小さい。初版の本編付録に加えて渡米紀行が追加されている。一冊の分量としては1.5倍ぐらいになっている。

万国宗教大会一覧 - 国立国会図書館デジタルコレクション

国立国会図書館デジタルコレクションの釈宗演「西遊日記」二冊の違い

落丁の有り無しでした。

西遊日記(背景が暗いほう)永続的識別子:info:ndljp/pid/1184161

こちらは抜け無し。

西遊日記 - NDL Digital Collections

西遊日記(背景が明るいほう)永続的識別子:info:ndljp/pid/1909255

こちらは十五と十六が抜けている。

西遊日記 - NDL Digital Collections

書き起こし・口語訳を読みたい場合

新訳・釈 宗演『西遊日記』

新訳・釈 宗演『西遊日記』

滝和亭

今日訪れた泉屋博古館フルーツ&ベジタブルズ展にて気になったのが滝和亭かてい。没骨な描き方が良かった。図録から略歴を引いておく。

瀧和亭(1830<32>〜1901)は江戸出身で、幕末に長崎で鉄翁祖門より南画を、清人より惲寿平没骨法を学び、両者を折衷した写実性の高い花鳥画で知られた。明治には…日本美術協会の重鎮となった。

江戸/東京の画家だから知らなかったのかなあ。
ってことで参考リンクを並べておく。ただし絵は小品のほうがいい気がするので、以下の図はあまり当てにならない。

[師匠等] 佐藤翠崖、荒木寛海、片桐桐陰、大岡雲峰、坂本浩然、日高鉄翁(鉄翁祖門)
[得意分野] 花鳥画
[画風] 南宗と北宗を総合した、写実的で濃麗な花鳥画
[評価] 帝室技芸員

http://bunka.nii.ac.jp/heritage/131010/_211538/131010_211538313487663908610_900.jpg

http://bunka.nii.ac.jp/heritage/131010/_211665/131010_211665782553288340087_900.jpg

http://bunka.nii.ac.jp/heritage/12306/_203423/12306_203423150015923451673_600.jpg

http://bunka.nii.ac.jp/heritage/12257/_162904/12257_162904120314103438984_600.jpg

[http://bunka.nii.ac.jp/heritage/133017/_153321/133017_153321110914210204356_600.jpg:image:w327]



明治6年明治期の著名なる日本画家瀧和亭の長子として生れ

2018年正倉院展出陳宝物を宮内庁サイトで見る

今年も正倉院展の時期になりました。
で、奈良博へ行かなくてもお家で正倉院宝物を見たいと思えば、出陳宝物の大半が宮内庁のサイトで見れるわけです。いい時代になりました。
正倉院 - 宮内庁
でも検索しなきゃいけないですよね。代わりにやっておきましたw のでリストにします。
気が向いたらサムネイルも追加します。

1 八角鏡 平螺鈿花鳥背 第7号(北倉42)
2 漆皮箱 第7号鏡 付属(北倉42)
3 円鏡鳥獣花背 第8号(南倉70)
4 漆皮箱(南倉70)
5 古人鳥夾纈屏風(北倉44)
6-1 揩布屏風袋 第2号(北倉45)
6-2 揩布屏風袋 第3号(北倉45)
7 白布 第12号(中倉202)
8 山水図 其2(中倉14)
9-1 繍線鞋 第1号(北倉152)
9-2 繍線鞋 第2号(北倉152)
10 三合鞘御刀子(北倉8)
11 百索縷軸(北倉19)
12 雑色縷 第7号(南倉82)
13 古櫃(南倉74)
14 帯緒類 櫃覆町形帯 第8号(南倉147)
15 玳瑁螺鈿八角箱 第19号(中倉146)
16 沈香木画箱 第10号(中倉142)
17 粉地銀絵花形几 第7号(中倉177)
18 漆八角几 第20号(中倉177)
19 磁鉢 甲1号(南倉9)
20 漆鉢(南倉10)
21 銀鉢 第4号(南倉11)
22 虎兜残欠(南倉74)
23 緋絁鳥兜 残欠 其1(南倉3)
24 雑葛形裁文 第27号 其2(南倉165 )
雑葛形裁文 第27号 其3(南倉165 )
雑葛形裁文 第27号 其16(南倉165 )
雑葛形裁文 第27号 其24(南倉165 )
雑葛形裁文 第27号 付属(1)(南倉165 )
25 金銅縁輪 第29号 其1(南倉165)
26 浅緑目交纐纈絁襖子 第2号(南倉132)
27 錦紫綾紅臈纈絁間縫裳残欠 第5号(南倉97)
28 磁鼓(南倉114)
29 鼓皮残欠 第1号(南倉116)
30 桐木琴残欠(南倉99)
31 筝柱(南倉177)
32 新羅琴 金泥絵木形(北倉35)
33 雑物出入帳(北倉172)
34 花氈 新第6号(第74号櫃)(中倉202)
35 色氈 第6号(北倉151)
36-1 銅匙 第1号(南倉45)
36-2 銅匙 第18号(南倉45)
37 貝匙 第1号(南倉49)
38 白銅剪子(南倉33)
39 佐波理加盤 第6号(南倉47)
40-1
40-2
佐波理加盤 第15号(南倉47)
41 華厳経論帙(中倉59)
42 摩訶般若波羅蜜経 巻第五(聖語蔵2-10)
43 摩訶般若放光経 巻第二十八(聖語蔵3-97)
44 続々修 第16帙 第8巻 奉請経目録(天平8〜13)(中倉20)
45 仏説徳光太子経(聖語蔵4-7)
46 未造着軸 残欠(中倉55)
未造着軸 第5号(中倉55)
未造着軸 第6号(中倉55)
未造着軸 第7号(中倉55)
47 軸端(中倉56)
48 犀角如意 第5号(南倉51)
49 玳瑁如意 第3号(南倉51)
50 仏像型 第2号(南倉153)
51 彩絵仏像幡(南倉155)
52 続々修 第40帙 第1巻 月借銭解(宝亀3)他(中倉20)
53 正集 第44巻 瑞字宣命(天平勝宝9)、他田日奉部神護解(天平20)他(中倉15)
54 続修 第7巻 豊前国仲津郡丁里戸籍(大宝2)(中倉16)
55 続々修 第44帙 第4巻 越前国江沼郡山背郷計帳(天平12)(中倉20)
56 正集 第27巻 越前国義倉帳(天平2)、越前国正税帳(同)(中倉15)

「神仏のかたち−湖都大津の仏像と神像」展関連記事 @ 京都新聞

企画展 神仏のかたち ―湖都大津の仏像と神像― |お知らせ|大津市歴史博物館
主催社に入っている京都新聞が関連記事を載せているのでリンク貼っておく。






顔に癖、作り手の人間味感じる <滋賀・神仏のかたち> : 京都新聞







奇怪、精悍…表現力豊か <滋賀・神仏のかたち> : 京都新聞







ロマン誘う都の優美 <滋賀・神仏のかたち> : 京都新聞







怒り顔さえも優雅、平安貴族の好み <滋賀・神仏のかたち> : 京都新聞







奈良のコンサバと「合体ロボ」 <滋賀・神仏のかたち> : 京都新聞







怖さの中にかわいらしさ <滋賀・神仏のかたち> : 京都新聞





「男前」の顔、丁寧な彫刻 <滋賀・神仏のかたち> : 京都新聞







ピチピチ張りのある顔 <滋賀・神仏のかたち> : 京都新聞

高麗青磁展@大阪市立東洋陶磁美術館の観覧感想

おことわり(2019/1/16)

この記事は一旦書いたあと追記する予定で下書きにそのまま放置していたものです。本来は高麗青磁展開催中に公開せねばならぬものでしたが、写しについての部分が書き切れないまま時間が過ぎ、気持ち的に公開できないまま期間を超えてしまいました。


オススメポイント

日本国内のやきもの(陶磁器)の展覧会は

  • 茶道(抹茶)の茶器 > 煎茶道の茶器 >> その他

のようなヒエラルキーに組み込まれているものが大半です。しかも茶道の茶器の良し悪しは、利休以降の茶道の歴史を踏まえていないと理解できないものが大半です*1。なので感性だけでは観れない。この点が日本のやきもの関連展覧会のハードルを非常に高くしていると感じています。
しかし。この高麗青磁は茶道にほぼ関連していません。19世紀末に発掘されて再発見されたものであり、それまでは幻のやきものだったのです。
よって、高麗青磁の展覧会では「キレイだねー」「美しいよねー」という、個人的な感想だけで観ることが出来るのです。これはやきもの展覧会として非常に稀です。
美しいものを素直に観ることが出来る、それが高麗青磁展です。しかも、朝鮮のやきものに関して世界中でも最上級のコレクションを有する東洋陶磁美術館で開催するので、他館から借りてきた少数の優品と組み合わせて、これでもかこれでもかと溺れるほどの量で素晴らしい作品たちを観ることが出来るのです。
もちろん東洋陶磁美術館の所蔵品が大半なので、常設展示で観ることもできます。しかし、たくさんの展示品がまとめてあれば「さっきのものとどう違うのかな」「これとそれと似てるけどどっちがいいかな」などと展覧会場内で比較する楽しみが得られるわけです。これは特別展のほうが格段にやりやすいし、格段に楽しめます。
ということで、できれば今回、大阪市立東洋陶磁美術館へ足を運ぶことをオススメします。
高麗青磁展は11/25までです。

現在の展覧会 | 展覧会情報 |大阪市立東洋陶磁美術館

高麗青磁とは

簡単に言っちゃうと

  • 朝鮮の高麗時代(918-1391)に作られたやきもののうち、青磁釉が掛けられたもの

です。青磁の焼き物はもちろん高麗青磁以外にもあり、中国の窯が起源です。
また青磁釉が掛けられたものであって青いやきものではないことにも注目してください。なのでこの高麗青磁展には、青くないやきものもたくさん展示されています。
そして高麗青磁には大きく分けて二種類あります。翡色青磁象嵌青磁です。象嵌青磁じゃないものが翡色青磁だと思っていただければ簡単です*2。また象嵌青磁は高麗青磁特有の技法だと思っていただいて問題ないでしょう。
歴史的には、翡色青磁が12世紀に最盛期を迎え、また象嵌青磁が12-13世紀に最盛期を迎えます。なお高麗はモンゴル帝国と13世紀前半に戦い、その後にその支配下に入ります。日本侵攻である元寇は13世紀末*3です。元寇の頃には残念ながら高麗青磁は衰退期に入るのです。
翡色青磁とは、ヒスイの色合いをイメージ*4した、と思われる名称*5です。中国の青磁の最高峰は汝窯という窯のやきものなのですが、それの色合いは天青色と言われ、雨上がりの空の青さを意味するそうです。

展示されている優品たち

国宝や重要文化財(重文)であるからといって優品とは限りませんが、いちおう載せておきましょう。
高麗青磁の国宝はありません。重文は3点です。この展覧会にはその3点が全て展示されています。

[ID:1120] 青磁象嵌 童子宝相華唐草文 水注 : 作品情報 | 収蔵品紹介 | 大阪市立東洋陶磁美術館




青磁蓮唐草文水瓶|根津美術館




青磁九竜浄瓶
*6|コレクション-陶磁|大和文華館


今回の展覧会のメインビジュアルとして使われている青磁九竜浄瓶は、やはりインパクトありますよね。

高麗青磁再発見・そして再現品制作

今回の展覧会では、序として「近代における高麗青磁の『再発見』と再現」の部屋が設けられています。ココには

近代につくられた高麗青磁の再現品も併せて展示

されています。
展覧会場を観て回る時間に余裕があるならば、出来ればここを最後に(もしくは最後にも再び観て)回ってほしいと思います。なぜならば、この部屋の展示は基本的に余談なのです。

…これまで朝鮮半島の高麗時代(918〜1392年)の制作としていた所蔵品の水注を、20世紀初頭に作られた再現品として展示する。ともすれば真贋問題になりそうな変更だが、美術館は「長い研究の成果で判明した事実。再現品でもきわめて貴重な作品だ」としている。
制作年が「1915〜20年代ごろ」と改め展示されるのは、「青磁象嵌菊牡丹文瓜形水注」。所蔵品の中核を成す「安宅コレクション」の1点。
…高麗青磁は、王朝の滅亡と共に姿を消し「幻のやきもの」となっていたが、19世紀末、墳墓から副葬品の高麗青磁が掘り起こされ“再発見”された。その美しさから世界の収集家が注目。現地では日本人を含むさまざまな人が高麗青磁の再現に熱心に取り組んだ。優れた再現品が生まれた一方で、流通段階で「高麗青磁」とみなされてしまったものも少なくなかった。
…研究成果を出品協力を仰いだ東京国立博物館などにも説明。他館が同様に「高麗時代」の作としていた作品数点も近代の再現品として紹介する。

高麗青磁の優品たちを観たあとに、再現品がどう観えるか、自分の目で確かめてみてください。「ああやはり再現品だな」と思うか「いやー分からんわー」と思うか。
なお、大事なことを一つ書いておきます。
再現品や模造品は似せ物や(いわゆる)写しであり、偽物ではありません写しの文化は東洋に古来から伝わるものであり、その*7

末尾にお詫び

「高麗青磁」展ブロガー招待に当選したのは…そう、8月末だったのです。

今日はもう10月中旬。展覧会は11/25まで。つまり展覧会はほぼ半分が過ぎております…。まあ理由はいろいろあるのですが、あまり言いたい内容ではありませんので書きません。ご招待してくださった大阪市立東洋陶磁美術館のみなさま(特に小林仁(@xiaolin3333)さん)遅くなりごめんなさい。

参考文献

*1:非常に偏見に満ちた視点ですが、実際あるんですもん

*2:非常に乱暴な区分ですな(汗

*3:1274年と1281年

*4:「『翡』はカワセミでも雄を意味する文字で、雄は全身黒色である。青緑色の翅をもつのはカワセミの雌のほうで…『翠』の字があてられる。従って『翡色』青磁とは、玉の翡翠をイメージしたものと考えるべき」(「高麗青磁李朝白磁へのオマージュ」p.164)

*5:「むらなく清らかに澄んだ淡い灰青色、あるいは灰青緑色で、艶があり、貫入はほとんどない釉色釉調」(「高麗青磁李朝白磁へのオマージュ」p.150)

*6:なぜこんなに黒い写りなのか…

*7:ここから書けませんでした…