毎年春と秋に公開している北円堂。妻はここの本尊の弥勒如来座像が好きだ。
さて、世親菩薩立像の修理の際の破片を使って素材を検証したとのこと。
高分解能の顕微鏡にもなるSPring8。いろいろなことの調査に使われるのね。
では無着菩薩立像も桂製なのかな。
桂って柔らかい木だったと思うのだけど、逆に長年保つべき仏像に使うのは大変な気がする。さすが運慶。
ほく‐えんどう【北円堂】 ‥ヱンダウ
奈良市興福寺の一堂。721年(養老5)元明・元正天皇が藤原不比等供養のために創建した八角円堂。現在のものは鎌倉初期の再建。本尊弥勒仏坐像および無着(むじゃく)・世親(せしん)の両菩薩立像は運慶の代表作。